このページでは、ギャンブルとの向き合い方について詳しく説明しています。これからオンラインカジノをライフスタイルに取り入れたい方、また既にオンラインカジノを楽しんでいる方にもぜひ今一度、読んでいただきたい内容です。
あらゆる趣味や余暇活動と同じく、ギャンブルにも良い点、悪い点があり、正しく節度を保たないと害となり得ます。
このページでは、ギャンブルとの向き合い方について詳しく説明しています。これからオンラインカジノをライフスタイルに取り入れたい方、また既にオンラインカジノを楽しんでいる方にもぜひ今一度、読んでいただきたい内容です。
あらゆる趣味や余暇活動と同じく、ギャンブルにも良い点、悪い点があり、正しく節度を保たないと害となり得ます。
ギャンブル中毒は、実際は公営ギャンブルやパチンコ・パチスロの時代から知られており、社会問題として認識されています。大型賞金を獲得した時のワクワク感を求め、ギャンブルの過程そのものが脳に回路として焼き付けられてしまったり、コントロールを失い生活が成り立たなくなってしまったりするケースが見られています。
次に挙げるギャンブラーのタイプのどれに自分が当てはまっているか、常に内省するようにしてください。
まとまった資金が手に入ったらそのまま入金してしまう、何時間もギャンブルに費やしてしまう、ギャンブルしているときに至高の幸せを感じ、ほぼ体が自動的にギャンブルに向かってしまうギャンブラー。ギャンブル自体が脳にマルウェアのように強固にインストールされており、プログラムを自分の意志でコントロールできない状態。
見境がつかずに資金が枯れるまでプレイしてしまうギャンブラー。大金が手に入っても、「これがまた当たれば何倍にもなる!」とギャンブルを続けてしまう、または損失が膨らんでも「次こそ当たれば、すべて取り戻せる!」と期待が先行してしまうギャンブラー。資金管理はできていながらも、結局全て失うまでプレイしてしまう状態。
ギャンブルは生活のスパイスであることを認識しており、一定の金額を定めて無くなれば終わり、当たったらラッキー、と執着なく割り切れるギャンブラー。娯楽として費やせる額のみを用い、常に冷静で深追いせず、当たっても外れても頭の切り替えができる状態。
実際は、これらの状態が複合しているのが人間です。その時の気分によっても変わるものです。常に自分を見つめる姿勢を大切にしましょう。認識さえできれば、適切なコントロールをするはじめの一歩となります。
前述のギャンブラーとしての状態が複合したり、それぞれのタイプの間を行き来したりしながら、中毒症状は知らぬ間に進行していきます。次に挙げる症状、兆候が見られないか、定期的に自分を見直しましょう。月に一度くらいの頻度で、時間を取って確認してみてください。
いつか取り返せる、自分なら運が味方する、と根拠のない自信を持っている状態。
頭ごなしに否定されれば誰でも不快に思いますが、その反応が度を越していたり、いつまでも心に引っかかったりする状態。
栄養と同じく、偏り過ぎは何事も毒。
自分のまかなえる範囲を超えてのギャンブルに熱中し、見境がつかなくなっている状態。
自分を正当化することで逃避している状態。
ギャンブルが自律的な神経回路として脳にこびりついてしまっている状態。
正義感が強い、または自分で抱え込んでしまうタイプの人ほど、その叱責は内側に向かっていきます。
免責事項;ここで説明した症状は、あくまで参考です。ギャンブル中毒者が、自らの中毒状態を判断することは難しくなります。上記の症状に3つ以上当てはまる場合、または3つに該当しなくても大きな不安を抱えている場合、専門医の診察を受けることを推奨します。
中毒にかかる原因は、多岐にわたります。ギャンブル中毒は依存症の一種なので、脳内の思考回路が直接もたらす症状であり、外部環境による要因がその原因を大きく占めています。ここでは、ギャンブル中毒の原因となりうる要因をあげておきます。
幼少期のギャンブル体験は、成長してからも大きくその人を規定することとなり、ギャンブルに向かいやすくなります。また、20代~40代程度の年齢層に中毒者が多いと言われています。もちろん、高齢者でも発症することはあります。性別的には、男性に多いと言われていますが、これは単純にギャンブル人口比の話しであり、もちろん女性でも発症し得ます。
ギャンブル中毒は、ギャンブルで徐々にパターン付けられていく行動が原因のため、性格が直接的に原因となるわけではありません。しかし、衝動性の高い人はその進行が早まる可能性があると言われています。
大型賞金を当てたことがあり高揚感を経験したことがあると、中毒にかかる可能性は高くなります。また、家族にギャンブル問題を抱えている人がいる場合、同じくリスクが高まります。
ギャンブル中毒は、単独で切り離せる症状ではありません。強迫性障害、神経障害、うつなど精神的疾患を併発する、またはそれらの症状から誘発されることが多く、またアルコール、薬物などの中毒にも延焼しやすくなります。複合的な要因で中毒が深まると、治療はより一層困難になります。
ギャンブルに限ったことではありませんが、何事も度を超すと害となり得ます。ここでは、過度なギャンブルがもたらす負の影響について挙げておきます。
ギャンブルにのめり込みすぎると、生活が不規則になりがちです。いつでもどこでもギャンブルを行うことでリズムが狂い、いずれ精神面にも影響していきます。
ギャンブルは自己資金で行う娯楽です。度を越すと、現実的でない金額を投じたり、生活に必要な金額をつぎ込むようになってしまい、生活が成り立たなくなります。
他人からの心配を嫌悪したり、金銭を無心したりし続けると、人間関係に影響します。大切な人と過ごす時間が減れば、周りとの関わりが希釈されていき、より中毒に向かいやすくなります。
上記全てがプライベート、仕事面で影響し、周囲の人からの信用を失うことに繋がるかも知れません。職場での意欲の減退や勤務態度の悪化、時間にルーズになる、など影響は計り知れません。
ある調査によれば、海外でのギャンブル中毒は国ごとに人口の0.4~2%の間で分布していると言われています。
日本は、実は海外にも引けを取らないギャンブル大国です。20年前に比べ店舗数が半減し斜陽して久しいといわれるパチンコ業界でさえ、最近の1年でも25兆円もの市場規模を誇っています。
パチンコだけで、国家支出である一般財政の4分の1程度もの額が、ギャンブルに費やされているのです。日本には、この他にもオートレース、競馬、競輪、宝くじなどの公営ギャンブルが存在しています。すべて合算すると、30兆円にも上る規模となります。
正確な統計は記録がありませんが、推計ではギャンブル中毒の症状にある人口は4.5%程度に上る可能性があると見られています。日本国内だけで、数百万人に上る計算です。これはつまり、ギャンブル中毒は思ったよりはるかに身近なものであることを意味します。
自分自身を冷静に見つめるとともに、友人や家族など大切な人が中毒で苦しまないよう、日本人である我々はもっとギャンブル中毒について深く知っておくべきでしょう。
ギャンブル中毒には、専門医による適切な治療が必要になります。ここでは、中毒症状が出るまでギャンブルにのめり込まないよう、日頃からできるコントロール法の紹介のみにとどめます。ただし、これを実践したからといって絶対安心というわけではありませんので、不安があれば専門医に相談しましょう。
給料日などまとまったお金が入った際、必要な資金は全て口座を分けて管理し、生活費、貯蓄、投資など、まずは分別します。娯楽に用いることの出来る額は、その時点で自ずと決まります。
大型賞金が的中した時、またはギャンブルの画面にのめり込んでいる自分に気づいたら、1分程度深呼吸を続けてみます。オンラインギャンブルであれば、30分に1度程度はこの時間を設けましょう。高揚感に体が支配されることなく、逆にコントロールできるようになります。
ギャンブルの収支が一目瞭然でわかるよう、入金額、そしてその日の収支を記録しましょう。大型賞金が出た際、納税のための計算にも役立ちます。自分の性格や行動を常に第三者目線で見つめる時間を設けましょう。
ギャンブルの問題を抱える方を身近に持つ方がこのページをご覧になっている場合もあるかも知れません。そんなケースも踏まえ、ここではギャンブル中毒者を支えるために知っておいてほしいことを記しています。
本来であれば、自らの意思で専門医に相談、通院するのがベストです。ギャンブル中毒は精神疾患であり、脳に機能的障害が発生しまっているケースもあるため、専門的な対処が必要になります。
とは言え、ギャンブル中毒にかかっている本人には全く自覚がないこともあり、無理やり病院に連れて行こうとしたり強い口調で言い合ったりしても、逆に相手を固執させてしまいます。非常に難しい対応を迫られることになり、支える人の心の負担も大きくなります。
そんな中、ギャンブル中毒者や中毒症状が出ていると思われる人に接する時にまず心得ていただきたいのは、「他人を変えることはできない」ということです。本人の意志で「中毒から立ち直りたい」と思えなければ、解決に向けて歩みをすすめることはできません。
仕事の欠勤や遅刻、家族と過ごす時間の減少、感情的抑揚の変化など、本人に起こっている状況を冷静に観察し、まずは話を聞くことから始めましょう。「遅刻してるみたいだけど、朝起きるのが辛いの?」「仕事休んで、昇進に影響しないの?」「ちょっと最近、焦り気味に見えるのだけれど?」など、叱責したり意見を押し付けたりするのではなく、相手の話を聞き出すようにして接しましょう。
根気強く対話を続ける中で、ギャンブル以外にも複合的に中毒症状を起こしている原因が見えてくるかも知れません。そんな中で、「一緒に解決していこう」という方向にまとまればベストです。
時には、「うるさいな」「関係ないだろ」「ほっといてくれよ」と取り合われないこともあるかも知れません。相手のことを思っているのに、こう言う対応をされては精神的に響くものです。理解されない、通じ合わない辛さがのしかかってくるでしょう。そんなときは、支援者だけででも良いので、専門医に相談してみると良いでしょう。一人で悩んでいるだけではたどり着けない妙案や、専門医だからこそ知り得る正しい対処方法の知識が得られるかも知れません。
ギャンブル中毒の最悪の結末は、自殺です。非常に残念ながら、こうした事例も跡を絶ちません。
警察庁の資料によれば、平成30年における日本国内の自殺者のうち、経済問題が原因と思われるケースが3,432件となっており、この数字は自殺者総数の11%以上に上ります。このうちギャンブルがどれほどの割合を占めるかまでは分かっていませんが、前述の日本国民の潜在的ギャンブル中毒者数が人口の4.5%程度に上るとすれば、その割合はかなり大きなものになると予想されます。
自身が中毒で悩んでいる人も、支える立場にある人も、決して一人ではなく、相談センター、支援団体、医療機関などの手助けを求めて良いことを常に忘れないでください。記事の最後に支援団体を挙げておきます。
ギャンブルは、収入源ではなく娯楽とみなすべきです。他の娯楽の多くは直接的な収入にはつながりません。むしろお金を払って楽しみを得るものです。ギャンブルも同じように捉えるようにしましょう。
ギャンブルにのめり込みすぎていると感じる場合、楽しみを得るための手段はギャンブル以外にもあることを思い出してください。
ギャンブル中毒の原因 | ギャンブルの代わりになるもの |
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ギャンブルにおける興奮、充実感の正体は、楽しみや多幸感の原因として脳内で分泌されるドーパミンやエンドルフィンといった化学物質です。 | スポーツでも同じ効果が得られます。体を動かすことはドーパミンの分泌につながります。軽いジョギングでも、筋トレでも構いません。オンラインカジノで遊ぶ前に、腕立て伏せ30回など、自分なりのルールを取り入れてギャンブルに向き合えば、中毒予防にも役立ちます。 |
ギャンブルに中毒になってしまうのは、比較的単純なプロセスを繰り返すことで行動パターンが定着してしまうのも1つの理由です。 | かたや、目的に向け、より複雑な試行錯誤のプロセスを生活に取り込めば、自分の行動パターンを崩せます。料理はその良い例でしょう。食材の準備や包丁で野菜を切ったり、煮込んだり。単純作業ではあるものの、「美味しい料理を作る」ことを目標にあれこれ試行錯誤することを「楽しむ」姿勢で取り組めば、料理もチャレンジしがいのあるアクティビティになります。 |
ギャンブルが楽しいのは、特にオンラインカジノではいつでもどこでも手軽に楽しめること。しかしプレイするのがいつもの自宅、いつものパソコンデスクであれば、行動が定着化しがちです。 | 新しいゲームを楽しむのと同じような楽しみが得られるものの例が、ドライブです。車がなければ電車に乗って知らない駅で降りてみましょう。地図を見ながら目的地を定めてもいいし、あてもなく適当な食堂に入ってみるのも面白いでしょう。転地効果と言って、非日常体験を得ることで斬新な視点が生まれ気分転換に役立ちます。 |
一人で黙々と作業することが好きな人にとって、ギャンブルは誰からも干渉されずに熱中できる趣味かもしれません。しかし、あなたの知識や経験は、人にとって思わぬ価値を持つことがあります。頼りにされている実感が得られる場合もあります。 | そこで、少しだけでも人的交流のための時間を設けることで、ギャンブルの代替とすることが可能です。現代ではインターネットに様々なコミュニティができています。匿名でも、顔出ししなくても、参加できます。ギャンブル以外で自分が最も興味ある分野のコミュニティを覗いてみましょう。できれば掲示板に書き込んだりして、他者との交流を断絶しないようにしましょう。 |
ギャンブルは確率に基づくゲームなので、大金が得られるチャンスもある一方、最後には必ず胴元に利益が残るものです。もし駆け引きを楽しみたいのなら、あなたは将棋やチェスなどのボードゲームで才覚を表す可能性があります。
既に述べたように、ギャンブルは生活のスパイス。栄養と同じく、なるべくバランスを取って趣味を充実させるようにしてみましょう。
ここまで、「責任あるギャンブル」とは何か、ギャンブルに潜むリスク、ギャンブルを生活に取り込みより彩り豊かにするためのヒントをお伝えしてきました。
「まさか、この自分に中毒なんて関係ない」と思った方もいるかも知れません。しかし、前述の通り日本人のギャンブル好きな国民性(パチンコの産業規模に驚かれたのではないでしょうか)や中毒罹患率の潜在性などからしても、ギャンブル中毒は誰しもに訪れ得ます。
改めて、「自分は大丈夫」と過信しないよう、ギャンブルに関する思い込みを見直してください。
思い込みその1:: ギャンブルで不労所得こそ、最高の人生
いいえ。: ギャンブルは娯楽として位置づけるべきです。確かにギャンブルで生活している人がいるかも知れませんが、自分がそうなる確率は天文学的なものと思ったほうが良いです。
思い込みその2:: ゲームを深く知れば必ず勝てる
いいえ。: オンラインカジノなど、確実にライセンスを得ているカジノの運営は完全に確率に基づいています。どれほど研究しても、勝率100%とはなりません。
当サイトでも「攻略法」について触れていますが、無駄を減らして長く遊べるためのヒントと捉えるべきです。
ネット上には、「必勝法」など目を引くために過激な表現が使われていますが、こう言う情報にのみ捉えられることを心理学用語で「確証バイアス」と呼びます。自分に都合の良い、耳心地の良い話しか聞きたがらないのが人情です。
思い込みその3:: まかなえる範囲であれば、いくら負けても中毒にならない
いいえ。: 病的なギャンブル中毒は、知らぬ間に確実に進行していきます。例えまかなえる範囲の出費に抑えているとしても、何かの拍子にその計画が崩れれば、借金などに走ることになります。「少しだけだから…」「一度だけだから…」とだんだんとタガが外れ、気づいたら引き返せなくなってしまうのです。既に述べたように、定期的に自分を見直す時間を設けること、日々の収支を記録することを推奨します。
思い込みその4:: 続けていれば、いつかは必ず勝てる
いいえ。: RTPという概念を考えてみましょう。RTPとは、Return To Player(リターン・トゥ・プレイヤー)の略で、プレイヤー還元率のことです。オンラインスロットの場合、パチンコの約70%、競馬の約60%、宝くじの約40%と比べ、プレイヤーに払い出す賞金の率は標準で96.5%と非常に高くなっていますが、それでも100%ではありません。
カジノ運営も民間企業ですから、当たり前の話です。例えば1万円を入金すれば理論上9,650円の賞金が手に入ることになります。その9,650円を再度ギャンブルに用いれば、9,650×96.5%≒9,312円の賞金、9,312円を再度…と無限に続ければ、やがて0に収束します。そのため、勝った時点でやめる、時間を決める事が重要になります。
思い込みその5:: ギャンブルは、金銭問題しか引き起こさない
いいえ。: いいえ。金銭問題しか起こさないわけではありません。あなたに経済的余裕があるとしても、過度ののめり込みは非常に危険です。他のことへの意欲が薄れたり、無気力になったり、人間関係が崩れたりもします。お金に余裕があるから何でも好きなことをして良いわけではありません。あなたには、社会生活を送る上で経済面以外の責任もあるはずです。落ち込んでいるときに気晴らしのギャンブルを行うと、余計気分を落ち込ませることもあります。
ギャンブルへの中毒が深刻な状況になってしまった、ギャンブルのコントロールに不安がある、ギャンブルで苦しむ大切な人を助けたい。そんな場合に頼れる団体、機関を以下にご紹介しておきます。
一人で悩むことほど苦しいことはありません。手助けが必要だ、と言い出す勇気は、必ず讃えられることでしょう。一刻も早く、適切な道に進めるようにその一歩を踏み出してください。
24時間通話無料のフリーダイヤルで相談受付。専門のカウンセラーにより、ギャンブルで悩む人、その家族の話を聞く支援を提供しています。
「心身の回復とウェルビーイングな生き直しを。」を理念に、精神疾患に対する専門支援を提供する団体。全国都市部に入所型施設、通所型施設を構え、インターネットゲーミング依存やギャンブル依存に悩み共に克服を目指す仲間が見つかります。
アルコール、薬物、ネットゲームなども含め、ギャンブル依存からの立ち直りの支援を実践している団体。サイトには、豊富な活動内容と事例の記事がまとまっています。
ギャンブル依存症に陥ってしまった大切な人を支援する立場にある人同士が集まったコミュニティ。活発な活動履歴がサイトにまとまっており、「家族のギャンブル問題を解決したい」方にとって頼りになる支援が得られます。